◇13日◇茨城・藤代スポーツセンター野球場◇準決勝、決勝

春の東日本王者を決める大会が4カ月目に突入することになった。雷雨で中断もあった準決勝で千葉沼南ヤングがヤング相模原BCに7―6でサヨナラ勝ち、つくばヤングが取手ヤングを7―0のコールドで破り決勝戦に進出した。

ダブルヘッダーで行った決勝戦は再び雨が降り始めた千葉沼南の3回表2死二塁から、泉悠悟(3年)が左翼へ三塁打を放ち先制。続く下川颯志郎(3年)が左中間を深々と破る二塁打で2点目を挙げた。準決勝では二塁ベース上でゴリラのように胸をたたくポーズでチームを盛り上げた下川だったが、今度は「雨中の筋肉ポーズ&ドヤ顔」を決めて見せた。

つくばもその裏すぐに反撃。1死二塁から4番清水悠(3年)が右翼線に三塁打、吉沢樹(3年)も右越えの二塁打を放つ、連続ガッツポーズで同点とした。

4回表2死二塁から準決勝で頭部死球を受けたものの大事に至らず出場を続けていた三浦孝志朗(2年)が中前打を放ち1点勝ち越した。4回裏の攻撃に入る直前に稲光と雷鳴により中断。雷の予測がたたないことや、選手、スタッフ、関係者の待機場所なども検討の上、ノーゲームとなり、再試合となった。

今大会は当初、5月7日開幕の予定が、悪天候のため同13日からスタート。その後も悪天候と、他の大会などの日程の都合で、8月までずれ込んだ。再試合の日程は未定だが、まれにみるロングラン大会となった。