NGT48が28日、新潟・NGT48劇場で「パジャマドライブ」公演の初日を行った。AKB48初代チームBが08年から09年にかけて行った演目。8年前の同公演でデビューしたキャプテン北原里英(24)は「デビューした日のことを思い出しました。思い入れのある公演です。とてもいいセットリストなので新潟の皆さんも愛してください!」とファンへ呼び掛けた。

 この日はアンコールにAKB48の新シングル「翼はいらない」(6月1日発売)の劇場盤カップリング曲「君はどこにいる?」や初のオリジナル曲「Maxとき315号」などを組み込み、全16曲を披露した。

 スケジュールの都合でAKB48と兼任する柏木由紀(24)は参加できなかったが、柏木は8年前にチームBとして同公演に出演していたメンバーで、現在行っている自身のソロコンサートツアーでも同公演の曲を歌っている。北原が「パジャドラのプロ」と称するほど同公演に熟練しており、わかりづらい細かな振りなどを北原を通じてメンバーに伝えていたという。また無料通話アプリLINEのメッセージで「頑張って」と投げかけるなど、レッスンに励むメンバーを遠くから支えていた。

 メンバー個々の活躍する場も増え、ドラマ撮影や番組収録などで、レッスンになかなか全員がそろわなかった。全員で通せたのは本番2日前の1回だけだったといい、メンバーそれぞれが不安と焦りを抱えながら直前までレッスンに励んだ。北原は「私がいないときは副キャプテンの荻野由佳ちゃんがまとめてくれていたみたいだし、いない子のところはアンダーの子が入ってやってくれて、本当に全員で作り上げて、無事に初日を迎えられた」と話した。

 全員が最後まで笑顔で新公演をやりきった。初日のプレッシャーから解き放たれ、また一皮むけたメンバーの姿がそこにはあった。