AKB48グループが14日、東京・神田明神で、恒例の合同成人式を行い、HKT48外薗葉月(20)が振り袖を自作して人生1度の晴れ舞台に臨んだ。

48グループが合同成人式を行うようになってから、史上最多となる44人(新成人は45人)が並んでも、1人だけ明らかに異彩を放っていた。赤や青、黄色のチェックの生地で作られた振り袖に、真っ赤な帽子。さらに、足元は定番のぞうりではなく、マスタード色の靴という、超個性的ないでたちだった。「今日のためにお姉ちゃんと振り袖を自作してきたので、そんなところもこれから注目していただけるよう頑張ります」。振り袖を自分で作ったメンバーは、48グループの成人式でもちろん初めて。他のメンバーからも「すごい…」と驚きの声が上がった。

指原莉乃(26)が「博多のファッションモンスター」と呼ぶ異色メンバーだ。外薗は過去にも、フェルト素材などを使った自作の衣装を200着以上も製作し、握手会に来たファンに披露していた。トランプや花札の絵柄のワンピースや、ソーセージをネクタイ代わりにしたホットドックの衣装など、デザインのオリジナリティーも独創的だ。振り袖も「成人という一生に1度の機会なので、実は1年前からずっとこの日は自分の作った服を着ようと思っていました」という。製作期間は「夏から作り始めて半年くらいです」、製作費は「3000円くらいです。恥ずかしいですけど、低予算です」と明かし、メンバーから再びどよめきを受けていた。

お気に入りポイントを聞かれると、「後ろの帯です。帽子もお気に入りです」と話し、クルッと1回転。たくさんのフラッシュを浴び、うれしそうだった。