HKT48宮脇咲良(23)が27日、福岡・西日本シティ銀行HKT48劇場で「壮行会」を行った。

今月19日にマリンメッセ福岡で卒業コンサートを実施していたが「どうしても最後に劇場に立ちたくて…」と“学舎”でのラストステージが実現した。

この日は1期生8人に加え、中盤からはサプライズで同期の卒業生・植木南央(23)田中菜津美(20)深川舞子(21)をはじめ、現在AKB48の中西智代梨(26)も駆けつけ、1期生13人が出演した。

「今日は“古参”向けのセットリストですが、最後まで楽しんでください」と、11年11月26日の劇場オープンの際の「手をつなぎながら」公演の楽曲を中心に披露。序盤は、ツインテール姿の宮脇が当時のキャッチフレーズで「あなたもあなたもみんなの心に さくら咲け~! 鹿児島からきました宮脇咲良23歳です」と自己紹介する場面もあった。

アンコールではドレス姿で、卒業ソング「思い出にするにはまだ早すぎる」を披露すると、メンバーとともに涙した。宮脇は「今日は泣くとは思いませんでしたが、ファンの皆さんの顔を近くで見て、涙が出てきました。みんなとステージに立てないと思うと寂しい。本当にファンの皆さんがいたからこの10年走り抜けられました。ありがとうございました」と感謝した。

IZ*ONEでの活躍で韓国を中心に今後の動向にも注目が集まっている。この日も今後についての具体的な明言はしなかったが、グローバルな活躍が期待される。最後に披露したのは「遠くにいても」。「HKT48宮脇咲良は今日で本当に終わりなんですけど、これからは宮脇咲良として歩んでいけたら」。終演後の、ニコニコ生放送でのプレミアムトークでも「新しい道に挑戦するので不安もありますが、また新しい自分を見せていけたらと思います」と話した。

劇場デビューから3502日。ひとまず、アイドル人生に終止符を打った。