AKB48柏木由紀(30)が29日、神奈川県民ホールでソロコンサート「柏木由紀 寝ても覚めてもゆきりんワールド~これからも夢中にさせちゃうぞっハート~」を行った。

7月に開催予定も、けがの療養のために延期していたソロ公演の2日目。「これまでのアイドル人生」をテーマにした今月26日のパシフィコ横浜公演に続くこの日の公演では、「これから目指すアイドルアーティスト像」がテーマ。26日の公演でのバンドスタイルとは打って変わって、この日はほぼ同じセットリストを「アンプラグド」バージョンで展開した。

「アイドルの可能性をちょっと広げたいのと、今は(客席から)声を出せないので、逆に歌とか音楽を届けるライブをしたいなと。露出のある衣装とか、ダンスを楽しみに来てくださった方には申し訳ないのですが、2度とないかもしれないので…。今日は大人の、30歳の柏木由紀をお届けします」。

3月発売の「CAN YOU WALK WITH ME??」など自身のソロ曲をはじめ、AKB48の「フライングゲット」や「Green Flash」なども、この日限りのアレンジで魅了した。

衣装も含めて30代ならではの大人っぽさを表現。「AKBではめちゃくちゃ歌って踊って…。1人でもアイドルをやりたいですが、歌と向き合っていきたいという30代での目標が出来ました。衣装とダンスでごまかさない(笑い)。直接歌を伝える機会を大事にしたいと思っています」と今後の意気込みを語る場面も。

さらに「アイドルをまだまだ続けたいです。キラキラの衣装を着て元気に歌って踊る姿もこれからもお届けしたいですし、バリバリミニスカートもはきます。そして、音楽も大事にしていきたい。どっちもやれるのが“最強”だと思うんです。皆さんのためにというのはおこがましいですが、1周回ってシンプルに皆さんに元気を届けたいんです。『ゆきりん、30歳なのにあんなに頑張ってるんだから』と思ってもらえれば。これからも無理せず、楽しく応援していただけたら。30代の柏木由紀も、末永くよろしくお願いします!」と呼びかけた。

30日に、ソロ・プロジェクト第2弾「柏木由紀なりのWACK」で、「ユキ・レイソレ」としてWACK所属の7グループに加入するコラボシングル7作品が発売される。この日もBiSHとコラボした「柏木由紀なりのBiSH-BAD TEMPER-」をアコースティックバージョンで披露。衣装替えの際は「明日発売です」と舞台袖で着替えながら実況してアピールした。