NGT48の最新シングル「ポンコツな君が好きだ」(22日発売)のミュージックビデオ(MV)が13日深夜、YouTube公式チャンネルで公開された。

小越春花(17)が2作連続でセンターを務める同曲のMVは、「たった1発の花火」がテーマ。「越後3大花火」など新潟の伝統文化でもある花火大会が、昨今の情勢で中止が相次いでいる状況から着想。打ち上げの機会を逃してしまった花火に思いをはせて、たった1発の花火を打ち上げることをテーマに、新潟・小千谷市片貝町の花火師協会のもと撮影が敢行されたという。330メートルの高さまで打ち上がり、開花時には直径約320メートルにまで広がる尺玉を実際に6発打ち上げたといい、大迫力の映像が収録された。

MV限定の、打ち上げ花火をモチーフにしたフォーメーションダンスをはじめ、ドラマパートは、片貝町の学校を舞台に、小越と本間日陽(22)中井りか(24)が生徒会役員を演じ、キラキラとした学校生活や淡い恋模様のほか、卒業を機に別々の進路を歩き出す寂しさが描かれる。花火を見て感動するエキストラの中には、小千谷市の大塚昇一市長も特別出演しているという。

小越は「メロディーは王道アイドルソングで歌詞はあえて無難な生き方はしない、自分らしさを大事にしていいんだ! と思わせてくれる楽曲です!」。本間は「コロナ禍で花火大会の開催が難しく、なかなか目にすることがなかったので、撮影で尺玉花火を間近で見ることができ、本当に感動しました。MVの中で繰り広げられるドラマも楽しんでもらいたい。友情に、恋、当たり前の学校生活が思い出になる瞬間は、きっと見てくれる皆さんに届くものがあると思います」。

中井も「MVではキーになる役をやらせていただいて、青春のはかなさや友情のキラキラした感じをできるだけ届けられるように演じました! 小さい頃に新潟まで花火を見にきたことがあるのですが、そんな思い出を思い出すようなすてきな本物の花火を上げての撮影をすることができて本当にうれしかったです」とコメントしている。