AKB48加藤玲奈(24)が16日、グループのYouTube公式チャンネルでの生配信「AKB48劇場から緊急生配信SP」で、グループ卒業を発表した。

加藤は涙ながらに「私、加藤玲奈はAKB48を卒業します。AKBの道を歩み続けた12年、初めて自分で、自分の人生を決めました」と手紙を読んで発表した。「12年続けてこられたのは、ファンの皆さんの応援があったからです。この経験が今後の私の道しるべにもなりました。自分にとって大切な過程でした」と話した。

現在は通信制の美容学校に通っていることも明かし、「私はメークが大好き。今後はメークで人の役に立ちたい」と今後の夢も語った。来年2月20日の「オンラインお話し会」が最後の活動となる。所属事務所によると、今後も芸能活動は継続するという。

配信を行った東京・秋葉原のAKB48劇場には、同じ所属事務所でグループ総監督の向井地美音(23)や同期の入山杏奈(26)、卒業生の小嶋菜月さん(26)らメンバーをはじめ、かつての担当マネジャーやスタッフが集まったほか、かつてプロデュース公演を行った元サッカー日本代表の岩本輝雄氏が駆けつけて、発表を見守った。

加藤は10年にAKB48の10期生として加入。12年3月に正規メンバーに昇格。同5月にシングル「真夏のSounds good!」で初選抜入りし、通算14度選抜入り。「れなっち」の愛称で親しまれ、15年には自身が選抜する「れなっち総選挙」や、18年には「劇団れなっち」として「ロミオ&ジュリエット」を上演した。