HKT48矢吹奈子(21)が16日、千葉・幕張メッセで行われた11周年記念ライブ「未来へのメッセージ」で、グループ卒業を発表した。

アンコールで「私、矢吹奈子はHKT48を卒業します」と発表。涙ながらに「小学生でグループに入った。頼れる後輩がたくさんいたり、これからもどんどん成長していくと思う。みんななら大丈夫って信じてます」と涙ながら報告した。

今後についても「9年間アイドル活動をさせていただく中で、新たな夢を見つけることができました。それは人に届くような女優になることです。去年ドラマに出演させていただいて、お芝居をすることが好きだと気が付きました。長い道のりになるかもしれないけど、女優として名を残せるように努力していきたいと思います」と決意も語った。

次のシングル(発売未定)が最後の活動となり、来春には卒業コンサートも予定しているという。「卒業まではメンバーともっともっと思い出を作っていきたいです。限られた時間を有意義にしていきたいです。ファンの方からいただいた愛を返せるように、アイドル矢吹奈子として頑張ります」と話した。

矢吹は13年に、当時小6で3期生として加入。同期で同学年の田中美久(21)とともに「なこみくコンビ」で人気となり、18年3月にはシングル「早送りカレンダー」で田中とともにダブルセンターに。同年10月からはIZ*ONEの一員として、昨年4月まで活動するなど海外でも活躍。同10月にはフジテレビ系ドラマ「顔だけ先生」で、グループ外の連ドラ初出演を果たすなど、女優としても活動。今年5月には「ビーサンはなぜなくなるのか?」で、シングルでは初の単独センターを務めた。

 

◆矢吹奈子(やぶき・なこ)2001年(平13)6月18日、東京都生まれ。愛称「なこ」。13年、HKT48の3期生として加入。選抜総選挙は第6回(14年)から圏外→外→28→37→9位。15~17年にはAKB48も兼任。18年、シングル「早送りカレンダー」で「なこみく」コンビの田中美久とダブルセンター。同10月からIZ*ONEの一員に。14日から公開中の映画「向田理髪店」にも出演。150センチ。