AKB48向井地美音(28)が30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた自身の卒業公演に出演した。
13年に15期生としてグループに加入し、約13年。グループの3代目総監督にも就任し、メンバーへの愛を全開にして、最前線で活動を続けた。4月3日に代々木第一体育館で行った卒業コンサートに続き、この日、グループのホームグラウンドである劇場でAKB48としての最終活動日を迎えた。
公演を終えて報道陣の取材に応じ、「もう幸せという一言につきます。こんなに安心できる原点のような劇場で、最高の形で最後の日を迎えられて、最高の締めくくりができました」と率直な思いを話した。
卒業コンサートでは「5月からは1人のAKB48オタクに戻ります」という言葉を発した。いよいよその時を迎えるにあたり、「今後、サインを書く時に絶対AKB48って書いちゃうだろうなと思います。そういう時にやっと実感するのかなと思います」と笑顔を見せた。
グループが29日に行った千葉・幕張メッセでの握手会では、入場に際しここ数年で一番という大行列を作った。「コロナ禍で握手会、劇場公演ができない時代を生きてきたので、会場の一番奥までぎっしりお客さんが入ってくださったのを見て、ここまで来られたんだなって思って。やっと自分が生きてきたAKB48人生に自信を持てました」と感慨深い思いを抱いたという。
同日には68枚目シングルの選抜メンバーも発表され、自身は別の道を歩み始める。「自分の名前はないという寂しさもあるけど、初選抜、22期生の子も(これから)入って、歴史の入れ替わりがあると思うのですごく楽しみです。先輩が卒業してこそ現役メンバーは強くなっていくもの。これからさらに頼もしくなった後輩を応援します」と温かい言葉を話した。
今後については「未定です」と探り続ける。秋元康氏とも直接会話をし「向井地はAKB48が黄金期じゃ駄目。まだまだ先は長いからもっと熱量がある人生を歩んでいきなさい」と言葉を授かったとも明かした。
この日は、バックダンサーとして初めて劇場公演のステージに立ってからちょうど13年の節目。「最後の最後は『引っ越しました』という曲で『僕のハートは引っ越しできない』という一番歌詞が好きな曲で締めくくれたのがうれしかったですし、今の気持ちにぴったりだと思います」と丁寧にかみしめ、慣れ親しんだ思い出が詰まった地に別れを告げた。【寺本吏輝】

