新潟県中越地震から23日でちょうど10年を迎え、各地で復興式典が行われた。土砂災害に見舞われた小千谷市では、かつて避難所だった小千谷市総合体育館でAKB48がミニライブを開催。都道府県選抜のチーム8からは、新潟代表の佐藤栞(16)が出演した。

 佐藤は小学1年生の時に被災した。家が川のはんらんで浸水し、祖父の会社や仮設住宅で約2年、生活した。「震災から10年、見事に復興したこの故郷でライブができるなんて夢みたい」。客席には両親や友人も応援に駆け付け、「両親から『精いっぱい頑張って』とメールが来ました」と話した。

 復興支援ソング「掌が語ること」では、ソロパートを任される場面もあった。「復興支援ソングを地元で歌う機会を持てて、感動しました」。峯岸みなみ(21)からは「上手に歌えてたよ」と、ねぎらいの言葉をかけられていた。