今年もあと1週間でクリスマス。クリスマスは家族や友人、恋人と家でまったりと過ごすという人も多いと思いますが、そんな時にはクリスマス映画で盛り上がりたいところ。アメリカで映画好きから最も信頼されている映画批評サイトといわれる「ロッテントマト」が選ぶクリスマス映画50選の中からトップ10を紹介します!

▼1位 「素晴らしき哉、人生!」(1946年)

不朽の名作としていつの時代も愛されてきたクリスマス映画「素晴らしき哉、人生!」は、毎年この時期になるとテレビで必ず放送されるホリデーシーズンには欠かせない作品。第2次世界大戦直後の1945年のクリスマスイブに主人公の男性が橋から飛び降りて自殺を図ろうとしたところ、周囲の人々の祈りが天国に届いて天使が舞い降りてくるという物語。

▼2位 「若草の頃」(1944年)

ジュディー・ガーランド主演のミュージカル映画は、アメリカで非常に愛されている映画の一つで、ベストミュージカル映画ランキングでも常に上位に選ばれる名作。この作品が描く家族愛、郷土愛は、ホリデーシーズンに改めて見ることでその大切さを思い出させてくれそう。

▼3位 「三十四丁目の奇蹟」(1947年)

ニューヨーク・マンハッタン34丁目に実在するデパート「メイシーズ」を舞台に、感謝祭のパレードの準備中に泥酔してしまったサンタクロースの代役に急きょ選ばれた老人が自分は本物のサンタだと信じて疑わないことで裁判にまで発展する物語。大人になって忘れてしまったサンタクロースを信じる心を思い出させてくれるはず。この作品はその後、4度リメークされています。

▼4位 「スイング・ホテル」(1942年)

クリスマスソングとして世界中で愛される定番曲「ホワイト・クリスマス」は、この映画からのオリジナル楽曲。極上の歌とダンスは、エンターテインメント映画の極みでクリスマスにはぴったりの映画。

▼5位 「街角 桃色の店」(1940年)

ハンガリーの首都ブダペストにある街角の雑貨店を舞台に繰り広げられるユーモラスで軽快なロマンティックコメディー。トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演した「ユー・ガット・メール」(1988年)は、この作品のリメークです。

▼6位 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993年)

ティム・バートン監督が原案・原作のミュージカルアニメーション映画。不気味さとかわいらしさを兼ね備えたキャラクターたちによる、ちょっぴりダークでクールな世界が魅力的。大人も楽しめるファンタジーです。

▼7位 「玩具の王国」(1934年)

サイレント映画時代の伝説のコンビ、スタン・ローレルとオリバー・ハーディによるミュージカルコメディー映画。

▼8位 「アパートの鍵貸します」(1960年)

大女優シャーリー・マクレーンと戦後のアメリカ映画界最高の喜劇俳優といわれたジャック・レモンの共演で、アカデミー賞作品賞、監督賞など5部門に輝いた名作は、大人向けの良質なコメディー。

▼9位 「ハウ・ザ・グリンチ・ストール・クリスマス(原題)」(1967年)

ドクター・ス-スが原作の児童文学絵本のキャラクターで、サンタクロースと並んでクリスマスの代名詞にもなっている「グリンチ」が、皆が楽しみにしているクリスマスを村から盗もうと画策する物語。映画「グリンチ」は現在日本でも公開中ですが、そのオリジナルバージョンとなる初のテレビ劇場版。

▼10位 「リメンバー・ザ・ナイト(原題)」(1940年)

バーバラ・スタンウィックとフレディ・マクマレイによるクリスマスを前にニューヨークにある宝石店でブレスレットを盗んだ罪で逮捕された主人公と弁護士によるロマンティックコメディー。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)