1カ月半前のコラムで、ナイツ塙宣之(48)が会長を務める漫才協会が浅草・東洋館で行っている公演「漫才大行進」 (毎月1~19日)が客入りで苦戦していることを書きました。今年3月までは12時半から17時まで4時間半の1部制でしたが、4月1日から正午から14時までの1部、15時から17時までの2部と、2部制に移行しました。塙会長が主導した改革でしたが、時間が短くなったのに、入場料金は同じ3000円だったこともあって、観客が激減。4月9日には公式YouTubeチャンネルで塙会長が「今のところ大失敗」「この前は1部が9人。2部も50人ぐらいしか入ってない。今までは100人ぐらいいたんですけど、やばいなって」と窮状を訴えました。
その後も苦戦が続いたため、今月15日の漫才協会の公式サイトで、6月から元の1部制に戻ることを発表しました。さらに21日の公式YouTubeチャンネルで塙会長は「漫才協会の理事、皆で話し合った結果、『元に戻しましょう』ということで。一応1部と2部はありますけど、同じ料金で12時半から17時まで一気に見られることになりました」と明かしました。
今回の改革は「4時間半は長い」との思いから決めたものですが、東洋館に通う常連の漫才ファンには受け入れられなかったのか、早々の撤回となりました。塙会長は「『昔のままでよかったのにな』と思っていた人に関しましては、本当に申し訳ありませんでした。ただ『1部、2部制がよかった』という方にも、それはそれで申し訳ありませんでした」と謝罪しました。塙会長が熟考を重ねた末に決めた改革でしたが、結果が出ないことを見極めて、元に戻すことにしたのでしょう。小気味のいい漫才と同様、潔い決断でした。【林尚之】




