元アイドリング!!!森田涼花(22)が宅間孝行(44)演出の舞台「くちづけ」(10月7日初日、東京・池袋サンシャイン劇場ほか)のヒロインに抜てきされたことが28日、分かった。

 純粋な幼児の心を持つ知的障害の30歳マコを演じる。10年の初演は加藤貴子(44)が演じ、13年の映画版は貫地谷しほり(29)が演じてブルーリボン賞主演女優賞を獲得した。森田は「14歳のころ、宅間さんの作品を見て、いつか必ずお仕事したいと思っていました。オーディションに死に物狂いで臨みました」。

 当初は男児を出産したばかりの加藤の仕事復帰作という案もあったが、父娘愛の物語だけに幼子を預けて舞台に立つ違和感もあり、急きょ春からオーディションを実施。応募500人以上の中から森田が選ばれた。宅間は「ラストシーンで全観客の娘になれる、泣かせられる、名演した加藤さんを超えられるかもと感じた」という。森田は「先輩方からいろいろなものを吸収し、しっかり取り組みたい」と意気込んでいる。