MBSラジオは14日、開局65周年企画として「MBSラジオのうた」を制作することを決め、作詞・作曲を、同局看板番組「ヤングタウン」出身のつんく♂(47)に依頼したことを発表した。

 つんく♂は大阪で生まれ育った「ヤンタン」世代。自身も93年4月から96年3月まで、桂小枝、FUJIWARAらとともに同番組に出演しており、MBSの依頼を「心より感謝」として快諾。タイトルは、ヤンタンの名物コーナー「ハッピートゥデイ」にちなみ、「Thank you! Happy today!~~MBSラジオのうた~」に決めたという。

 同楽曲は今年9月3日午後1時45分から放送予定の65周年特別番組で披露される予定で、この日、つんく♂が同局を通じコメントを寄せた。

 つんく♂にとって、ラジオは「長男として生まれたので、いろんなことを教えてくれるお兄ちゃんのような存在」だったといい、小学2~3年の頃から、ヤンタンなど、ラジオを聴き始めたという。

 「家にあった水色の片手サイズのラジオは単三電池を使います。布団に潜り込んでイヤホンつけて聞いてたなぁ…」と振り返り、中学時代には「クラスメートとの会話のスタートがヤンタンだった」とも述懐。「流行(はや)りの音楽も、時代のトレンドも、トークの仕方もラジオから吸収した青春時代」だったとコメントした。

 今回の楽曲については「どんな人でも歌えそうな曲で、いつまでも歌えそうな曲で、何時にかかっても似合う曲で、何回聞いても飽きない曲で、聞けば聞くほど味が出てくるような、でも『欲張らない』。そんなイメージで仕上げたい」と語っている。