エイズ啓発チャリティーイベント「AAA(アクト・アゲンスト・エイズ)」コンサートが1日、東京・日本武道館で行われた。

 俳優岸谷五朗(52)の呼びかけで、93年からスタート。毎年、世界エイズデーの12月1日にイベントを行っており、今回で24回目を迎えた。寺脇康文(54)三浦春馬(26)ら俳優や、大黒摩季(46)やポルノグラフィティらアーティストが、コンサートを盛り上げた。

 オープニングでは、岸谷が妻の香(49)が歌う「世界でいちばん熱い夏」のバックでダンスを披露した。香は、ソロやプリンセスプリンセスとして同イベントには出演してきたが、夫婦一緒に同時にステージに立つのは初めて。照れ隠しからか、次の曲の準備を兼ねたMCでは、五朗はスタッフとともにピアノのセッティングに励み、香も「やりにくい感じです」と苦笑いしていた。

 この日のイベントには、9000人が来場した。イベントの収益金は、おもに国内外のHIV感染者や患者の支援に役立てられる。来年は25回目を迎えるが、五朗は「何かより頑張ってやろうと思います。武道館2デイズとか? 今日来てくれた人がもう1人連れてきてくれれば、支援も2倍以上になります」と節目の開催に、さらに意欲的な様子を見せていた。