女優の新垣結衣(28)とシンガー・ソングライターで俳優の星野源(35)が共演した、TBS系火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が20日、ついに最終回を迎えた。午後10時からの最終回を前に、新垣が演じた主人公・森山みくりの、1話から10話までの名ぜりふの数々を紹介!!

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 <1話「プロの独身男と秘密の契約結婚」>

 「なら、いっそ結婚して…結婚と言っても、結婚という形の結婚というか、家事代行スタッフを雇う感覚の契約結婚というか」(平匡に契約結婚を持ち掛ける)

 「やっぱり、私は選ばれなくて(中略)もっと続けて欲しかったって言ってくれた時、あぁ、これだぁ…って思っちゃって…うれしくなっちゃって」(就職で全敗したり派遣切りに遭った過去のトラウマ(心的外傷)を平匡に打ち明ける)

 「結婚しようと思って…結婚。私と津崎さん。だから、お願いします…許して下さい!!」(両親に平匡との結婚を申し出る)

 <2話「秘密の契約結婚!波乱の両家顔合わせ」>

 「逃げても生き抜きましょう!!」(平匡からハンガリーのことわざを聞き、勇気づけられる)

 <3話「一番好きです!契約妻の突然の告白」>

 「私は、平匡さんが1番、好きですよ」(大人の遠足で平匡に告白)

 <4話「私、恋人を作ろうと思います」>

 「アメリカ人なら良かった。ハグできるじゃないですか、こういう時!!」(平匡の部屋で、労働条件の改善を申し出られ)

 「私…恋人を作ろうと思うんです(中略)今の状況で最適な相手って、平匡さんしかいないんです。平匡さん、私の恋人になってもらえませんか?(中略)これは、平匡さんの自由意思です」(会話がままならない平匡に、解決法として提案)

 <5話「ハグの日、始めました!」>

 「やってみましょう! まずはハグから!!(中略)照れますね」(平匡に“恋人作戦”決行を持ち掛けられ、ハグをテスト)

 「平匡さん、ハグしていいですか? 今の感謝の気持ちを込めて(ハグする日に決めた火曜日ではないけれど)前借りでお願いします。平匡さんに何かあったら、私は平匡さんの味方です」(平匡が叔母・百合のことを思いやる発言をしたことに対し)

 <6話「温泉一泊旅行にまつわるエトセトラ」>

 「せっかく来たんだし、お風呂、一緒に入りますか?」(叔母・百合からチケットをもらって出掛けた温泉旅行で、露天風呂付きの部屋に替わった時、平匡を誘う)

 <7話「あのキスのあとさき」>

 「きいていいですか? どうして私にキスをしたんですか?(中略)こちらこそよろしくです。末永く。」(旅行帰りに列車内でキスしたことをスルーし続ける平匡に、メールで問いかけたことで、2人の心の距離がグッと近くなる)

 「いいですよ、私は。平匡さんとなら、そういうことを、しても…」(平匡と抱き合い、2度目のキスをした後、求める)

 <8話「離婚と実家と運命の相手」>

 「(平匡が女性経験がないことは)知ってました…知ってました、とっくに。平匡さんのお母さんから聞いた話とか、いろいろ総合して、そうかなぁって。私にとっては…大したことじゃありませんでした。でも、拒絶されたのは…すごく、すごくショックでした(中略)これから、303号室に帰ろうと思います。全部、取っ払った答えがそれです」(平匡に初夜を拒絶され、ショックのあまり館山の実家に帰った時、電話をかけてきた平匡に、本音をぶつける)

 <9話「あの人に好きだよと言われる3日前」>

 「平匡のバカヤロー! 面倒くさいんだ、お前は~! 、ばかばか、ば~か、ば~か」(平匡が、仕事先の女性とそば屋に入るのを街中で目撃し、しっとのあまり叫ぶ)

 「触って、いいんです。平匡さんだから、いいって思ってるのに…どうして分かってくれないんですか」(平匡に手を引っ張られた際、本音を漏らす)

 「ずるい! どうして、そういうこと言うんですか? どんどん好きになっちゃうじゃないですか? だから嫌なんです…私ばかり好きで。平匡さんも、私のこと好きなら良いのに」(いつまでも好きと言ってくれない平匡に本音をまくしたてる)

 「ばか! 決まってるじゃないですか! 平匡さん、本当にばか…」(しっとしていることを、再確認してきた平匡に感情を爆発させる)

 「何曜日でも…何時でも…朝までだって」(抱き締め合う平匡に愛の告白)

 <10話「恋レボリューション2016」>

 「眠れるわけないじゃないですか…置いていかれて」(初夜目前のベッドから逃げだし、帰ってきた平匡に対し)

 「おめでとうございます。今日は、平匡さんの誕生日です」(無事、初夜を迎えた平匡に、朝イチのごあいさつで祝福)

 「平匡さんが、かわいくて、かわいくて…崖から叫びたい気持ちでいっぱいです。かわいいは、最強なんです。格好いいの場合、格好悪いところを見ると幻滅するかもしれない。でも…かわいいの場合は、何をしてもかわいい。かわいいの前では服従、全面降伏なんです!! 今のままでいいんです」(平匡に抱きつき、のろける)

 「待って下さい! 家とか子どもとか、そういう未来予想図に行く前に、どうして籍を入れようと思ったんですか? きっかけです」(プロポーズの前に、結婚後の生活費の試算を見せる平匡に、籍を入れる意味を問いかける)

 「それは…好きの搾取です。好きならば、愛があれば何だってできるだろうって…そんなことで、いいんでしょうか? 私、森山みくりは、愛情の搾取に断固として反対します!!」(平匡に『僕のことが、好きではないということですか?』と聞かれ、反論)

<最終話「夫婦を超えてゆけ」>

 「一般企業なら、人が大勢いて人事異動もあります。昇級や賞与など、客観的に従業員を評価するシステムもある。でも、夫婦の場合、1対1なんです。夫が評価しなければ、妻は誰からも評価されない。つまり、現状の専業主婦の労働の対価は、この基本給+雇用主の評価(愛情)ということになります」(平匡に青空市の手伝いをしていると明かした上で、夫婦生活のもやもやを訴えかける)

 「本当言うと私…そんなに、きちょうめんじゃないんです。どちらかと言うと、四角い部屋を丸く掃くタイプで。仕事だったから完璧にしなくちゃと、念には念を入れていました。でも、本当は、生活するのに困らない程度にきれいなら、生きていけると思っています」(2週間後の平匡との“第2次経営責任者会議”で、掃除の質が下がったと指摘され、本音を吐露)

 「子どもじゃないんだから、隠したってしょうがないでしょ(中略)食事の担当は私なのに、頼んだ私が悪いんで、私が行ってきます」(ご飯を炊くのを頼んだ平匡が忘れたことに逆ギレ)

 「いっそ、役割分担をやめましょうか? シェアハウスみたいに、自分のことは自分でやるんです。1人でもご飯を作ったり、掃除したりしますよね。じゃ、家事も全部、私がやります。でも、それは…ボランティアです。あくまでボランティアなので、私が自分で『あぁ、今日はもうご飯、作りたくない』と思ったら作らないし、『今日は掃除したくない』と思ったら掃除しません。ボランティアだから『ご飯ないんですか?』とか言わないでほしいし、『部屋が汚いです』とか言わないでほしい。だって、ボランティアだから…仕事じゃないから!!」(“第3次経営責任者会議”で平匡に対してイライラを爆発させる)

 「辞めるなら…今です。平匡さんだって、面倒ですよね、こんな生活。私と暮らす前みたいに、外部の家事代行業者に週に1度、頼む程度のお給料なら、あるはずです…1人なら。主婦の労働の対価がどうとか、小ざかしいこと言わないで、平匡さんのプロポーズを、素直に喜んでくれる女性は、たくさんいます。それが、普通です。面倒を、背負う必要はありません」(平匡に別離まで突きつけ、心に壁を作り、風呂に閉じこもる)

 「私の小ざかしさは、どこに行っても嫌われるんだなぁと思っていたけど、青空市の仕事では、むしろ喜んでもらえて。小ざかしいから、できる仕事もあるのかも知れません」(関係を修復し、青空市に来た平匡に思いを吐露)

 「ありがとう。大好き」(平匡の一言で“小ざかしい”という自己評価の呪縛から解き放たれ、青空市の真ん中で抱き締め合う)

 「私も良いですか? 毎晩とは言いませんが、寝る前にハグしてくれたら、良い夢が見られそう」(平匡に、今後の夫婦のスキンシップでおねだり)