20日発売の写真誌フライデーで17歳女子高生との淫行疑惑を報じられたお笑いタレント狩野英孝(34)が21日、都内で会見し謝罪した。期間を定めずに当面謹慎することを明かした。計66分間釈明し、22歳と聞いていたことや、恋愛感情を持っていたと“純愛モード”を主張。女子高生から謝罪されたとし、友人関係継続の意向も明かした。事件化する可能性は低く、謹慎解除後はテレビ朝日系「金曜★ロンドンハーツ」での復帰が有力視されている。

 午前11時から会見開始。会見場には取材陣150人が詰めかけた。狩野は時折汗を流しつつ釈明、時折涙を浮かべ謝罪を繰り返した。交際のきっかけについて、共通の知人から紹介され昨年5月に自身でツイッターを探して連絡を取ったと明かした。女子高生について「22歳と聞いて知り合い、大人としてお付き合いしていた。友人や親戚のいる食事の席にも呼んでいた」とし同7月から会うようになったと説明。女子高生に対し恋愛感情を持つ関係になり自宅に来る仲に。肉体関係の有無は「直接的なことは…」と明言を避けた。

 “彼氏彼女”関係になる寸前の昨年10月、女子高生に対し「何かうそをついてない?」と問いただし「実は10代です」と初めて17歳であることを告白されたという。狩野は「なんでもっと早く言わなかった」と問い、その後話し合い友人関係に戻ったという。うそを疑ったきっかけを聞かれると「野性の勘が働いた」と真剣に天然ボケ回答をし、取材陣の失笑を買った。

 今月15日、同誌の取材を受けた後、女子高生の父親と会って謝罪。父親からも「娘が年齢を偽っていたこと、申し訳ない。うちの家族は狩野さんを応援していく」と同じく謝罪され、女子高生からも「申し訳ございませんでした」という連絡があったという。

 東京都では青少年保護育成条例で18歳未満の男女とみだらな性交(淫行)をすることを禁じている。ただ、相手の女性を18歳以上と確信していたり、純愛の場合は一般的には罪に問われない。狩野は「法律に関して詳しくないので分からないですけど、もしそういうふうに問われることがあれば、素直に受けます。ただ、彼女と恋愛感情があって、育んでいたのは事実」と純愛を強調した。

 女子高生には「自分を責めないで」とメッセージを送り、今後も友人としてつき合う方針で「今日ももちろん(会見後に報告)させていただきます」。成年になってから真剣交際に発展する可能性は「分からない」と“復縁”も否定しなかった。

 12年に一般女性と結婚したが約1週間で浮気が発覚し14年離婚。昨年2月には川本真琴、加藤紗里らとの6股交際疑惑が報じられた。狩野はタレント活動継続意思については「あります! 一生懸命反省してみんなが笑えるようにしたい」とキッパリ話した。