故ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコさん(84)が、車椅子での生活を強いられるほどに健康状態が悪化。友人らが懸念しているという。

 内部関係者は米情報サイトRadarOnlineに、「ヨーコは驚くほどやせ細り、体調が非常に悪い。いつも元気いっぱいの彼女だったが、その面影は消えてしまった」と語っている。

 さらに、「ヨーコは亡くなった夫ジョンのことをよく話し、天国での再会をどんなに待ち望んでいるかを口にする。まるで死期が近づいていることを知っているかのようだ」と話している。

 同サイトによると、オノさんは最近、ニューヨーク市内で行われた反トランプのデモに参加。トレードマークの大きなサングラスをかけ、男性用の帽子をかぶっていたが、抗議のサインを掲げるにはあまりにも弱々しく、やつれ果てた様子が痛々しかったという。ジョン・F・ケネディ空港では、アシスタントに車椅子を押してもらう姿も目撃されている。

 昨年2月、救急車で病院に運ばれたオノさんだが、当初は脳卒中と報じられたものの、広報が「脳卒中ではないし、命に関わるような状況ではまったくない」と否定。重いインフルエンザのような症状により治療を受け、翌日には回復し、退院したと報じられた。

 しかし関係者によると、この時、健康状態の危機を感じたオノさんは死に向けて準備を進めるようになり、40年以上にわたり確執が報じられてきた元ビートルズのポール・マッカートニー(74)やリンゴ・スター(76)との関係修復に努めることも決めたという。(ニューヨーク=鹿目直子)