仕事で出席できない修造から、恵美子さんが手紙を預かってきたといい「主人も寂しいとは言っていました」と明かした。

 恵さんは小さい頃「お笑い芸人になりたい」と言っていたといい、「明るくて、周りを笑顔にすることが好きな子」。素顔はひょうきんで「お父さんを見れば分かりますよね」とも話す。

 1世紀を超え、今春103期生が入団した宝塚歌劇団では、歌、ダンス、芝居の技術に加え、トップスターの要素としては人柄も重要視されている。恵さんの明るい性格も大きな武器になりそうだ。

 松岡家は自主性を重視した教育方針で、恵美子さんは「子どもの人生は子どもに任せてきた。でも決めたからには120%のサポートをしたい」。とはいえ、恵さんは父が修造というだけでなく、創業者一族でもあり、すでに注目度はトップ級。この日はテレビカメラ11台が並び、例年の3倍の報道陣が取材に駆けつけた。

 その様子を校長として見守った小林氏は「105期はまとまった印象がある。(恵さんは)相当な覚悟を持って(の入学)でしょう」と思いやった。

 恵さんら新入生40人は今後2年間、洋舞、日舞、和楽器演奏、ピアノ声楽、演劇などの授業を受け、再来年春、劇団へ105期生としての入団を目指す。【村上久美子】