韓国俳優で歌手のキム・ヒョンジュン(31)が6日、東京・江東区のディフア有明で新曲「風車<re:wind>」の発売記念イベントを行った。

 この日が誕生日で、2月11日に除隊をした後、初の日本でのイベント。駆けつけたファンにとっては、ダブルでメモリアルな1日になった。

 5日に来日したばかりなのに、その疲れも見せず「お久しぶりです。お元気でしたか」。日本語のあいさつでイベントは始まった。

 「風車」は、入隊中にファンを思って書きとどめたイメージをベースにして制作した。「初心に戻ろうと思い、心血を注いで一生懸命に作りました。ミュージックビデオは大自然の感性を取り入れています」とアピール。久々に新曲の声を聞いた人からは「セクシーになった」とよく言われるという。少し枯れぎみの声には秘密があった。「実はレコーディングの時に、のどの調子が良くなかった。今回は危機をチャンスに変えたわけです」。

 除隊後初の日本ツアーが7日の静岡公演からスタートする。「ツアーの後半になったら、声がかれてCDの声みたいになります」とジョークで笑わせるシーンもあった。

 ツアーへの意気込みを聞かれると「アップグレードした姿をお見せします。1日も早くステージに立ちたいです」と語った。

 この日は、サッカー日本代表FW本田圭佑のものまね芸人、じゅんいちダビッドソン(42)がゲストとして参加。持ちネタの、フリーキックの際に香川真司に移動を促す「真司、ちょっと右」を伝授すると、2人のやりとりにファンがどっと沸いた。「僕のファンを喜ばせてくれてありがとうございます」。

 かつては金色に染めていた髪を現在は黒髪にしている。「今はこの黒髪のままで、来年になったら染めたいです」。黒髪のヒョンジュンが、7日から7月24日の神戸公演まで17都市を回る。