女優柴咲コウ(35)が主演し、16日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第28話の平均視聴率が、関東地区で12・0%だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・4%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 16日の回は、気賀の城主となることを認められた井伊直虎(柴咲コウ)は、瀬戸方久(ムロツヨシ)に城代を任せることで商人の自治を保障する。危篤状態から復活した寿桂尼(浅丘ルリ子)は甲斐の武田信玄(松平健)のもとを訪れ、武田家に嫁いでいた氏真(尾上松也)の妹・鈴(岸茉莉)を駿府に返すよう要求する。寿桂尼はさらに北条を味方につけ、武田への圧力を強める。北条の仲立ちによって今川と武田の争いはいったん落ち着くが、寿桂尼と氏真の間には深い亀裂が生まれてしまう。一方、井伊では直虎と小野政次(高橋一生)が寿桂尼の容態を鑑み、今川から徳川に寝返る算段をはじめる。そんななか、直虎は寿桂尼の呼び出しを受け、久しぶりの対面を果たすことに。2人は出会いからこれまでを振り返って涙し、変わらぬ主従関係を誓うが、胸の内はそれぞれの家を守ることを第一としていた、という内容だった。