タレントの藤本美貴(32)が、元政策秘書の男性への暴行報道後、初めてテレビ出演した豊田真由子衆院議員(42)が「私なんか死んだ方がまし」などと涙を見せて語ったことに、「『私、かわいそう』っていうのの最上級」と、自己憐憫(れんびん)だと批判した。

 豊田議員は17日、フジテレビの報道番組「Mr.サンデー」に出演し「本当に申し訳ない思い」と騒動を謝罪。まだ入院中とした上で「国民のみなさまに不快な思いをさせてしまった」とか細い声で語った。豊田氏は定番のピンクではなく、黒いスーツ姿で登場。少しやせ、茶髪も黒髪に戻し、短くしていた。時折涙を見せ「私なんか死んだ方がましなんじゃないかという思いで過ごしてきた」とも話した。

 18日放送の同局系「バイキング」は豊田議員のテレビ出演を取り上げ、元宮崎県知事の東国原英夫氏は「多重人格的な二面性を感じた」と印象を語り、「やっぱり記者会見を公に開くべきだと思った。意外に元気そうで、記者会見にも耐えられるんじゃないか。2時間も宮根(誠司)さんと話したわけですから当然やるべき」と語った。

 藤本は、豊田議員が「死んだ方がましじゃないか」などと涙ながらに述べたことに「『私、かわいそう』っていうのの最上級な気がして。(こちらは)じゃあ、それ以上言えないよねって思ってしまう。やったことはやったんだから、死んだほうがましとかじゃない言い方をしてほしかった」とコメントした。

 タレントのフィフィは「不倫会見と同じで、すっとぼけてるなって思った」とバッサリ。「こういうのって、自分はちょっとてんぐになってたとか、上から目線で調子に乗って言っちゃったって言ってもらった方が人間的だなって思うんですよ。あそこまで言い慣れた言葉で言ってるっていうのは…。あと気になったのは雰囲気も随分変えてきて、これもある意味、考えて出てきたなっていう気がした」と私見を述べ、「これでもまだ続けるつもりなんだ。暴言の人っていう印象しかついていない。人間の尊厳を越えてしまった議員さんっていう印象しかない」と切り捨てた。