オスカー女優ルピタ・ニョンゴ(34)もついに、女優たちへのセクハラで問題になっている大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏(65)による被害を受けたとして名乗り出た。

 米情報サイトTMZの報道によると、アカデミー作品賞受賞作品「それでも夜は明ける」(2013年公開)での演技で、2014年に同賞助演女優賞を受賞したニョンゴは、2011年にベルリンで開かれた授賞式で同氏と出会ったという。

 数カ月後、同氏はコネティカット州にある自宅での映画の試写にニョンゴを招待。ニョンゴを妻や子供たちにも紹介した後、プライベートの試写室で試写を開始したが、15分後にはこれを中断し、ニョンゴを寝室へと誘ったという。

 同氏はニョンゴに「マッサージしてあげる」と申し出たが、驚き、混乱したニョンゴは逆に、自分から同氏にマッサージすると申し出たらしい。しかし、服を脱いでベッドに横たわった同氏がパンツを脱ごうとした時、ニョンゴはすぐに同氏の家を去ったという。

 同事件から大分経った後、同氏から再び誘いがあったが、ニョンゴが断ったため、「キャリアに影響が出る」と脅されたという。ニョンゴが2014年にオスカーを受賞すると、同氏は自分が製作する作品の1つに主演して欲しいと懇願。しかし、ニョンゴはこれを断ったという。(ニューヨーク=鹿目直子)