乃木坂46桜井玲香(23)が、近い将来のさらなるビッグコンサート開催を誓った。

 アンコール最後の曲「乃木坂の詩」を歌い終えて、最後のあいさつを深々とする。そして顔を見上げると、スタンド席には、白いペンライトで「乃木坂46 アリガトウ」の人文字が現れていた。

 それまで、ほとんど涙まではこぼすメンバーはいなかったが、さすがに全メンバーが感極まった。「えーっ、うそ、うそ」。メンバーたちが驚き、感激した。桜井が全員の気持ちを代弁した。「みんな大好き。ねぇ、東京ドームよりもっとすごいところありますよね! 皆さんをもっとすごいところへ連れて行きますんで!」と、さらなる恩返しを約束した。

 そして、このファンからのサプライズは、さらなる感激のシーンへと呼び水となった。

 感謝したメンバーは、一旦ステージを降りたが、ドームの照明は明るくなったが、前日と同じラストシーンで、本当の終わりと分かっているはずの5万5000人の観客は、それでも大アンコールは鳴りやませなかった。

 リクエストに応えて全メンバーが再度登場すると、ダブルアンコールの「きっかけ」を歌い出した。それは、卒業する2人のメンバー伊藤万理華(21)と中元日芽香(21)への送別の曲だった-。