ショーケンこと萩原健一(67)の歌手活動50周年記念のライブDVD「PREMIUM LIVE LAST DANCE 2017」が20日に発売される。そのプレミアム上映会&ミニライブが、13日午後7時から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれる。萩原本人が登場して、スペシャルトークとミニライブを行う。

 1967年(昭42)にグループサウンズ(GS)のザ・テンプターズのボーカルとしてデビューしてから50年。萩原はミュージシャン、俳優として仕事をしてきた。

 「僕は音楽だけじゃなくって、50年、まっとうに仕事をしてきた。いろんな事がございましたけど、こうやって健康でね、ステージに立てて、コンサート、ライブもできる。また、DVDの活動も、やっぱり音楽だけじゃなくって、映像の方もきちっとした事をやりたいと思っている。振り返ってみると、自分の中で、あまり期待外れというものはない。なんだ!? っていうものは、少ないですね」

 17歳でデビューしてGSブームの中、アイドルとして頂点に立った。そして今、67歳になってもパフォーマンスし続けている。

 「それはねえ、いい時もあれば、悪い時もある。今は朝と夕方にストレッチ。それと自転車、室内でこぐ自転車に30分乗る。で、30センチくらいの幅の台に上がったり、下がったり100回やってる」

 毎朝のストレッチは2時間にも及ぶ。

 「でないと、このパフォーマンスは出せないわけですよね。それとやっぱり、音楽監督の大原(高穂)さんの言ってくれたことをやっている。やっぱりね、長くやっていきたいんでね。今、ボイストレーニングの方も基礎的な事をやり、ギターもある程度の形をできるようやっている。毎週、ボイストレーニング1回、ギター1回」

 音楽、役者じゃない。映画の脚本、監督を志したこともある萩原は、ものを書くことにもこだわっている。

 「文の世界と、音の世界と一緒に両立できるっていうのは、いいですね。やっぱり文の方も続けていきたいんですよね、うん、書くのはドラマの脚本の原案であり、そういうのはいくつか書きためている」

 次の目標は10年後。60周年まで駆け抜けて行くつもりだ。

 「そうですね、もう空白ってのはないですね。今、ドラマがつまらなくなった。ドラマがつまらなくなっているんで、またチャンスだと思っているんですよ。その、何やっても、何見てもみんな同じなんだから」

 萩原にしか出せないもの、演じられないものがある。持って生まれたもの、そして積み重ねたものがある。ずっとショーケンを見てきた世代、そして新たにショーケンを知る若い世代に、萩原は何を見せてくれるのだろうか。

 「まあ、どういうのかなあ、昔は知らなくていいですよ。変わったおじさんだなっていうかね。うん、自然でね。そうですね、もう夢じゃなくて、現実的にね、これだけいいチームと出会ってやれているので、60年祭は、今のこのメンバーでファイナルをやりたいなと思っている。まあ、その先はね(笑い)」

 ショーケンの道は、さらに続いている。

 ▼プレミアム上映会&ミニライブのチケット購入は、ドリパス(https://www.dreampass.jp/e1410)から。