A.B.C-Z橋本良亮(24)とシンガー・ソングライター家入レオ(23)が15日、都内で、「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサートの制作発表会に出席した。

 同コンサートは新しい形の音楽会で、作家恩田陸氏(53)の直木賞・本屋大賞受賞作「蜜蜂と遠雷」が作り出す言葉を歌と朗読で紹介しながらオーケストラで表現しようというもの。

 橋本は「朗読劇も初めてだし、このリーディング・オーケストラは全く新しい試みなのでどうやればいいのかも想像が付きませんでした」といい、「手探りになると思いますががんばります」とアピールした。家入は「音楽以外のジャンルにチャレンジするのは今年からなので、新しい自分を出して行きたいです」と話した。

 音楽監督を務める千住明氏(57)は「この舞台はさまざまなジャンルのコラボなのでおもしろいものになると思います。それぞれのジャンルのプロが舞台で他流試合を行うようなものです」と表現し、「自分はそれを結びつける役目に徹して、それぞれの個性をピックアップして伸ばして行きたい」と語った。

 橋本が今年を表す漢字1文字に「五」を挙げると、家入も「えっ、私も同じ!」とハイタッチ。A.B.C-Z、家入もデビュー5周年ということで一致し、それぞれ「いろいろな経験をさせていただきました」と振り返った。

 この日、声楽家木村優一、指揮者沢村杏太朗、ピアニスト川田健太郎、西本夏生も出席した。東京公演は18年1月5日からBunkamuraオーチャードホールで、大阪公演は同27日から森ノ宮ピロシティホールで開催される。