演歌歌手細川たかしの愛弟子で、2013年5月にテイチクエンタテインメントからデビューして6年目を迎えた演歌歌手・杜このみ(28)が7日、茨城・境町の境町役場前で開催の「第25回境達磨市」に初めてゲスト出演し、1月24日発売の第6弾シングル「くちなし雨情/函館夜景」(両A面シングル)を初披露した。

 境達磨市は、昔の境町の伝統行事だった晦日市や二日市を、町の活性化を図るために復活。早春の境町を飾る風物詩として毎年、町中に春の訪れと福をもたらしており、今年で25回目。杜にとって「境達磨市」は、昨年11月15日に同町の「境町観光親善大使」に任命されてから初のイベント。

 約1万人の地元ファンや観光客らが詰めかける中、2013年5月発売のデビュー曲「三味線わたり鳥」を歌った後、「新年あけましておめでとうございます。私の出身地は北海道札幌市ですが、昨年9月に師匠・細川たかしさんのコンサート『境町いきいき福祉大会』にゲスト出演させていただいた際、見に来てくださった皆さまが『細川たかしさんは日本の演歌のスーパースターだから、その愛弟子の杜このみちゃんをこの境町からスターにしようじゃないか』と言ってくださいまして、観光親善大使をさせていただくことになりました。この境町という素晴らしい町を日本中の皆さまにPRできるように一生懸命頑張ってまいります。とは言っても、境町に来させていただくのは今回で4回目です。まだまだわからないことばかりですが、実際に行ってみて、自分で境町のいいところを見つけながらPRする、そんな実践型の観光大使になっていけたらいいなという気持ちです。これから境町の皆さまともっともっとふれ合って、皆さまとの絆を深めていける素晴らしい温かい2018年にしていきたいなと思っています」と笑顔であいさつした。

 続いて新曲「函館夜景」、昨年発売のシングル「鴎の海峡」、前作シングル「残んの月」、それにもう1曲の新曲「くちなし雨情」の全5曲を熱唱し、「両A面シングルの『くちなし雨情』は、ほっこりするようなかわいらしい作品です。もう1曲の『函館夜景』は、すごくドラマチックな作品でして、イントロからカラオケファンの皆さまに歌いたいなと思っていただけるようなカッコいい情熱的なメロディーに仕上がっていますので、ぜひ応援していただけたらうれしいなと思います」と話した。