21日のライブをもってグループを卒業するももいろクローバーZの有安杏果(22)について、各界から驚きと悲しみの声が上がっている。同グループのファンが多くいることが知られているプロ野球界からも、惜しむ声が相次いだ。

 ニューヨーク・ヤンキース田中将大投手(29)は、15日に「突然のことでとても驚きましたが、杏果ちゃんのパワフルな歌声とダンスが大好きでした。そんな姿がもう見られなくなると思うと、とても寂しいですが、杏果ちゃんのこれからの人生と、ももいろクローバーZの4人をこれからも心から応援しています」とツイートした。田中は、5年連続で登場曲をももクロの楽曲にし、練習用のグローブをももクロのイメージカラーの5色にするなど古くからのももクロファンとして知られていた。

 ソフトバンクの石川柊太投手(26)も、15日ツイッターで有安の卒業について心境を吐露している。「ももクロがいつまでもあり続けると思ってた。でも、ももかの脱退でそんなことありえないことと知った。ももクロがあることに感謝してもっと応援していかないと。後悔のないように。笑顔で送り出せるように!」とつづった。石川も登場曲にももクロの「BLAST!」を使用している。

 巨人の宇佐見真吾捕手(24)は15日、ツイッターで「あの素晴らしい歌声となんともいえない愛おしいさ満点の雰囲気は杏果ちゃんにしか出せないものだしももクロにとってかけがえのないものだけどどんな道でも全力で応援します」と有安の引退に言及した。2年目の宇佐見は、今季2ケタ本塁打達成でももクロの登場曲使用を目標にしていた。

 ヤクルトのマスコット・つば九郎は16日、ブログを更新しももクロの5人との写真をアップした。「まさかのくりびつ。ありやすさんの、そつぎょう。ほんにんも、たくさんなやんでのけつだんでしょうね。これからも、どこにいっても、がんばってほしいです。お~えんします。そして、4にんでさいしゅっぱつの、ももくろちゃん。これからも、ぜんりょくで、みんなを、えみふる(笑顔がいっぱいの意)にしてください!お~えんします」と卒業の有安とこれから4人体制になるももクロを応援した。