今月1日に小泉今日子(52)との不倫関係を明らかにした俳優豊原功補(52)が3日、都内で会見し、この件について初めて自身の口で話した。交際は写真誌に報じられた15年ごろから始まったといい、98年12月に結婚した妻とは小泉との交際開始後に別居、現在離婚協議などは行っていないことを明かした。小泉については「天然記念物。おもしろい人です」と笑顔を見せる場面もあった。
黒い服で会見場に現れると約3秒間、頭を下げた。約80人の報道陣を前に落ち着いた様子で質問に答えた。小泉との不倫関係は「写真が出た当初から」とし2人の関係が週刊誌に報じられた、約3年前から始まったことを明かした。
2人は03年にドラマ「センセイの鞄」共演で出会い舞台などで共演してきたが「俳優として、エンタメに対しての考え方を話しているうち思考が交わる部分があって、いつしか距離が近づいていった」という。小泉との交際がきっかけで妻と、すでに約3年になる別居生活を送ることになったが、小泉との同居は「してない、してない」と否定した。
小泉が今月1日、82年のデビュー当時から所属した事務所「バーニングプロダクション」からの独立とともに豊原との不倫を明かし同日、豊原も関係を認めた。当人同士が不倫を公表することに、世間からは疑問の声も出た。公表については「どちらが言い出したというものではない」としつつ「(小泉は)計算してできるタイプではない。独立という時を迎え、打算的なことをすっ飛ばして裸になった形だと思う。女房に対しての宣戦布告とか、そういうつもりではない」。
公表で、豊原の家族への影響もあるが「こうやって取り上げられることがいいのか悪いのか、いくら考えても答えは出ない。『禅問答』のようなもの。向き合っていくしかない」。そして「僕自身が起こしたことでこういう状況になったわけですから、どういうことでも一身に受けようと思っている。逃げるわけにはいかない。どんな石でも投げつけたい方は僕に投げてください」と話した。
妻や「背丈はもう僕くらいです」という息子との今後については「家族でどういう形を選択すべきか、それぞれの心の中で考えている」と現在は離婚協議を行っていないことも明らかにした。小泉に対して改めて「恋愛感情を持っています」としつつも、妻についても「好きで一緒になって、いろいろ積み重なってきたものを簡単にじゃあ…とは言えない。俺が弱いんでしょうが…」と苦笑いした。
一方、小泉との将来的な結婚については「これまでそういう話になったことは1度もないのでちょっと言えない」と明言しなかったが会見の最後に、小泉がどういう存在かと聞かれると「天然記念物。おもしろい人です」と笑顔を見せる場面もあった。【大友陽平】