ゆりやんレトリィバァ(27)から、テレビ番組で、一方的に片思いの告白を受けていた「霜降り明星」の粗品(25)が6日、大阪・読売テレビで、第7回「ytv漫才新人賞決定戦」出場者会見に出席し、席上で「ゆりやんはもう、僕のことは好きじゃないはず」と明かした。

 片思い騒動は、先月27日放送のフジ系「さんまのお笑い向上委員会」がきっかけ。ゆりやんが粗品への恋心をばらされ、認めた。

 だが、粗品はもともと「ただの後輩としか思ってない。ただの片思い」と言い、恋愛感情はまったくわいていないと強調。ゆりやんとはフジ系「AI-TV」で共演しているが、粗品によると「昨日の(同番組)放送で、ゆりやんは、もう僕のこと『好きじゃない』と言ってますんで終わってます。詳細はゆりやんに聞いてください」と苦笑しながら、明らかにした。

 粗品によると、ゆりやんはこれまでにも、仕事が一緒になると、楽屋中を回り、粗品を探していたとか。「劇場でも一緒になるんですけど、ずっと僕にひっついてくる」とも話した。

 その粗品は、相方せいや(25)とともに、「第7回ytv漫才新人決定戦」へ初出場する。

 同決定戦は、古くは「上方お笑い大賞 新人賞」の流れをくんでおり、芸歴10年目以下で関西を拠点に活動するコンビが対象。年間3回の予選を突破した計6組が決定戦へ進出し、優勝を競うもの。「霜降り-」は今回、初の決定戦進出で、せいやは「去年まで(予選で)負け続けて、なぜか、一昨年は打ち上げだけ出て、シャンパンを飲んだので、今年は祝杯にしたい」。粗品も「優勝、絶対したい」と、本職で話題をさらいたいと語った。

 今年の決定戦には、最終10年目の「プリマ旦那」以外、6組中5組が決定戦初進出。予選では、「ミキ」「さや香」ら実力派コンビが通過できず、フレッシュ勢が進出してきた。

 第1回から連続して決定戦に臨んできた「プリマ旦那」の河野良祐(31)は「今回がラストなんで、絶対に負けたくない」。野村尚平(29)は「横綱相撲をとって優勝したい」と決意を口にした。

 「霜降り-」「プリマ-」に加え、9年目の「ロングコートダディ」、8年目の「ニッポンの社長」、7年目の「ネイビーズアフロ」「マユリカ」ら計6組が優勝を競う。

 予選3回のうち、最初の予選で1位通過した「マユリカ」は、昨年まで、予選出場権をかけた「予選会選考」でも落選を続けており「今年、予選に初めて出させてもらって(1位通過)できたので、勢いにのって優勝をかっさらいたい」と下克上を予告していた。

 決定戦の模様は25日午後3時から、読売テレビで生放送(関西ローカル)される。