女性アイドル14人組「ふわふわ」が17日、東京・ラクーアガーデンで6枚目シングル「桜並木」発売イベントを行い、平昌五輪フィギュアスケート男子の羽生結弦(23)の演技に感激した。

 イベント後の囲み取材が、ちょうど羽生のフリーの演技時間と重なったため、スタッフの配慮で取材を中断。メンバーはスタッフのタブレット端末を手に演技を「生観戦」した。メンバーは、羽生のトレードマークとなった、くまのプーさんのぬいぐるみを手に「金メダルを取ってほしい…」「体、柔らかいよね」と、感心しながら様子を見守った。羽生がジャンプを成功するたびに拍手や歓声を上げ、得点が出ると「すごい! すごい!」と大喜びした。

 羽生の演技終了後、岩崎春果(14)は「かっこよかったです。自分たちもうれしい。このまま金メダルを目指していってほしい」と、興奮冷めやらぬ様子だった。宇野昌磨(20=トヨタ自動車)と同じ愛知県出身で、母同士が知り合いという伊藤小春(15)は、「ダブル表彰台を目指してほしい」と、最終滑走だった宇野にもエールを送っていた。

 羽生の金メダル、宇野の銀メダルが確定した後、岩崎はあらためて、グループを代表し、所属事務所を通じてコメントを出した。「私たちの6枚目リリースイベントの日の取材時間に、オリンピックで勝負している羽生選手、宇野選手を応援することができて、すごく興奮しました。羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルという、歴史に残る日になってすごくうれしい。ふわふわも、お二人のような活躍ができるよに頑張っていきます」と刺激を受けていた。

 この日のイベントには1000人のファンが集まり、卒業をテーマにした表題曲など3曲を披露した。平塚日菜(17)は「出会いと別れをテーマにした、春にピッタリの青春ソングです」とPRした。

 グループからは今春、3人が中学を、1人が高校を卒業する。中学を卒業する伊藤は、中学生活の思い出に東京への修学旅行を挙げ、「いつも来ている場所だけど、友達と来ると全然違う場所に思えた」と振り返っていた。