染谷将太(25)が24日、都内で主演映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」(チェン・カイコー監督)の初日舞台あいさつを行った。

 空海と詩人白楽天が活躍する日中共同製作のファンタジー作品。巨大セットが組まれ、全編にわたって中国で撮影した。この日は、主題歌を担当したRADWIMPSがサプライズで登場し、染谷や阿部寛(53)松坂慶子(65)ら出演者に花束を渡して祝福した。

 ボーカルの野田洋次郎(32)は「この素晴らしい作品に携われただけで幸せだけど、公開日に皆さんと共演できて光栄です」とあいさつした。昨年2月に主題歌のオファーを受け、6月にチェン監督と話し合った。「監督のお名前は存じ上げていました。僕らの音楽が映画に必要だ、と言われて、誇らしかった。『この映画は愛と許しの物語です』と言われて、僕の中でテーマを持って詞を紡ぎました」と、楽曲制作の経緯を明かした。

 主演の染谷は、約5カ月中国に滞在し、全編中国語での撮影に臨んだ。松坂から「お若いのに包容力があって頼りがいがあった」と褒められると、「若年寄ってよく言われます」と笑った。