女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の15日放送の第137話が21・1%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、映画法が施行され風太が「お笑い忠臣蔵」を成功させようと話す。そのとき亀井やリリコが全国慰問から帰って来て大盛況だった事を報告した。楓(岡本玲)が執筆した台本でリリコら演技の練習するが検閲に引っかかる内容で苦慮する。するとてんは堀部安兵衛と妻ほりのしごき帯の場面を思い出し演技に取り入れ一筋の光が見えてきた。一方、風太はてんに通天閣の購入で迫るがいい回答が得られなかった。北村笑店には以前伊能の元で働いていた助監督や技師らが訪れ、伊能に使ってほしいと願いに来ていた。てんは働いてもらうことを決め、映画の撮影準備も進み北村笑店に笑いや活気が出てきた。そして、大阪を元気にしたいてんは通天閣の購入を風太に話した、という内容だった。