東宝が13日発表した2018年2月期連結決算は、純利益が0・9%増の335億円となり、過去最高を更新した。映画のヒット作「君の名は。」や「シン・ゴジラ」の反動減が予想されたが、DVDやブルーレイディスクの販売が好調だった。

 売上高に当たる営業収入は3・9%増の2426億円だった。映画のドラえもんと名探偵コナンがシリーズ最高の興行収入となり、「怪盗グルーのミニオン大脱走」や「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」も好調だった。

 東京都内で記者会見した浦井敏之常務は「ヒット作の2次利用が下支えとなった」と話した。

 19年2月期は営業収入が5・6%減の2292億円、純利益は21・6%減の263億円を見込む。