元NHKアナウンサーの有働由美子さんの今後の活動はどうなるのでしょうか。

 18日のNHK定例放送総局長会見で、放送総局長は「NHKは番組の中身や演出によって出演者を決めていく。有働さんについても1人の出演者として必要だとか、是非、出てもらいたいとか、彼女でないとこんな事ができないということが出てきたら、相談してスケジュール空いてますか、と普通に出演交渉すると思う」と語っていました。会見では今後、3月末の退職前に収録した番組が多数放送されることも発表されました。ただ、今のところ退職後の仕事は、6月放送の特番1本だけ。過去にもしたシリーズものです。

 今後が気になり、NHKとの専属契約や定時の番組にレギュラー出演する可能性をちょっと取材してみました。局内の声は「分からない」がほとんどでしたが、中には「可能性はゼロではないが難しいのでは」という声もいくつか。

 この声の理由は、これまで退職後、すぐにNHKにレギュラー番組を持った前例がほとんど無いことのようです。古巣でレギュラー番組を持つには相当の時間がかかっているのが一般的だから。「あさイチ」卒業の理由は後進育成のためとされます。NHKが若手のチャンスを奪う形も考えにくいのでしょう。

 ただ、6月の特番を考えると、少なくとも今後もNHK時代に出演した特番には声が掛かるかもしれません。また、視聴者に愛され、多くの制作現場に信頼され、出演を請われた逸材ですから、前例を覆す可能性も感じます。

 今、有働さんには民放や芸能事務所のオファーが殺到しているはず。人気アナだけに仕事が殺到し、多忙を極め、体調を崩したり、意に沿わない仕事もこなさざるを得ない環境があるかもしれません。どうしたら自分らしさを失うことなく、元気に楽しい仕事人生を送ることができるかを最優先に考え、今後の進路を決めてほしいものです。