米映画誌「ハリウッド・リポーター」などによると、世界的人気DJ、アヴィーチーさんが20日、中東オマーンの首都マスカットで死去した。28歳だった。

 死因などは不明だが、飲酒による急性膵炎(すいえん)を患っていた。エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)の世界的な先駆者として知られていた。

 スウェーデン出身。本名はティム・バークリング。独学で音楽制作を学び、18歳で本格的な活動を始めた。

 13年に発表した代表曲「ウェイク・ミー・アップ」はiTunes(アイチューンズ)のチャートで84カ国で1位になった。グラミー賞に2年連続ノミネートされるなど高い評価を受けた。

 14年に来日公演が予定されていたが、健康状態の悪化で中止、16年6月に実現した。同8月にツアーを休止し、17年8月に音楽制作を再開した。(共同)