女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)11日放送第35話の平均視聴率が20・7%、12日放送の第36話は18・6%(ともに関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高視聴率は初回放送の21・8%。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は秋風(豊川悦司)の秘書菱本(井川遥)からメシアシを任命され漫画家修業が始まった。そんな中、左耳が聞こえないことを伝え忘れていたことを思い出し秋風に話すが、「だから? 片耳が聞こえないのは、いいフックになる」との返ってきた言葉にハンディではなく上乗せになることにア然とした。一方、律(佐藤健)も引っ越し先の東京にやってきた。そこで母和子(原田知世)からは鈴愛が近くに住んでいることを聞く。ある日、秋風は鈴愛に五平餅のリクエストを渋々受ける。仙吉(中村雅俊)しか作れない五平餅のレシピを聞き作るが、秋風から偽物扱いされ、あげくにペンも持たせてもらえない“炭水化物要員”の言葉に怒り原稿を外にぶちまけようとする、という内容だった。