文化放送定例社長会見が15日、都内で行われ、元吉本興業の広報マンで謝罪マスターの異名もある著述家竹中功氏(59)がゲストで出席した。同局では「竹中功のアロハな気分」(日曜午後7時)のパーソナリティーを務めている。

 竹中氏は謝罪のポイントや元TOKIOの山口達也の会見に言及。「ポイントは何が原因かをどう理解しているか。問題は何かをしっかりみんなで共有すること。まず被害者に対しておわびしないといけないが、よく間違うのは順番や何を謝っているかを間違える。何が悪いことだったのか、誰が困っているかを明確にしないといけない」と語った。

 その上で、山口の謝罪会見に「僕の中ではいらないことを言っていた。TOKIOにいる所があったらという話。あの時は、謝罪と事情を説明する場。そこには必要のない言葉。被害者と家族の方々に申し訳ありませんでしたと言うのを、テレビを通して言うのに、いらないことは言わなくていいと思った」と語った。

 また、その後のTOKIOの4人のメンバーの会見には「それぞれが1人の男として話していたのはすてきな仲間だと思った。着目したのは松岡昌宏さん。相手の立場に立って言う場面があった。被害者と家族の気持ちはどうかと。相手側に立って物を見る視点。いいところに視点があった」と語った。