福山雅治(49)が27日、東京・大阪両ドーム公演の最終公演を東京ドームで行った。

 序盤、福山はセンター上空に浮かぶ直径24メートルの巨大バルーンを「圧倒的なドーム感を感じるためにご覧ください」と指さした。「名前がやっと決まりました。『徹子さん』です」とうやうやしく発表。「黒柳さーん。ましゃでーす」とバルーンに手を振ると、集まった4万5000人からドッと笑い声が起きた。

 前日26日の東京ドーム公演を黒柳徹子(84)が観賞。「あれ、私のタマネギみたいね」と、バルーンがトレードマークのタマネギ頭に似ていると指摘したという。福山も「確かにおっしゃる通り。浮いてますけど」と納得顔だった。バルーンは2・9トンの照明機材をつり上げる目的で使用。「タンクローリー1台分のヘリウムガスで浮かせています。『実に面白い』」。フジテレビ系連続ドラマ「ガリレオ」で演じた物理学者の決めゼリフで補足すると、会場から歓声が起きた。

 2大ドームで4公演を開催し、計16万人を動員した。東京ドーム公演は4年ぶり。この日は、日本テレビ系連続ドラマ「正義のセ」主題歌「失敗学」やヒット曲「HELLO」など25曲を披露。また、毎年恒例年末ライブ「冬の大感謝祭」を今年もパシフィコ横浜で開催すると発表した。福山は「今日がファイナルですけど、今年はまだまだ終わらないですよ」と笑顔で意気込んだ。【近藤由美子】