おっさん同士の純愛を描き、話題のテレビ朝日系「おっさんずラブ」(土曜午後11時15分)が6月2日、最終第7話の放送を迎える。ニッカンスポーツコムでは今日から、田中圭(33)演じる天空不動産・東京第二営業所の春田創一、吉田鋼太郎(59)演じる部長の黒澤武蔵、林遣都(27)演じる後輩の牧凌太の“愛の軌跡”を振り返る全話紹介企画を連載する。第1回は第1、2話を紹介する。

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 第1話「OPEN THE DOOR!」(4月21日放送)

 結婚したいのに全然モテない33歳の独身男・春田(田中)は合コン後、泥酔して帰宅し、廊下で寝てしまい、激怒した母親に出て行かれてしまう。翌朝、通勤で乗ったバスの車内で痴漢に間違われたところを、尊敬する部長の黒澤(吉田)に助けられる。ところが、黒澤のスマートフォンの待ち受け画面に、大口を開けてものを食べる自分の写真を目撃する。

 出社後、第二営業所に本社から若手のエース牧(林)が異動してくる。春田は、合コンでも一緒になった若手のイケメン・牧の面倒を見ていたが、黒澤のパソコンのトップ画面の“spring”と名付けられたフォルダを見ると、自分を隠し撮りした写真が大量に保存されていた。「え、え、え? 何? 夢?」と動揺する中、黒澤に「見た?」と迫られる。「神様。僕が希望していた運命の恋とは、少しテイストが違うような気がします」と混乱する中、春田は営業所で黒澤と2人きりになり、完全にパニックに陥る。

 その後、春田は、家探しをしている牧に、母が出て行った実家でのルームシェアを提案し、同居を始める。潔癖性ながら料理や家事が得意な牧の“女子力”の高さに、春田は喜ぶ。

 一方で、日報には黒澤から公園で待ち合わせしたいとの書き込みがある。会いに行った春田は、バラの花束を持った黒澤から「好きです…はるたんが…好きで~す!」という乙女過ぎる衝撃の愛の告白を受ける。

 ある日、住宅販売のキャンペーン中に看板が倒れるアクシデントが発生。春田は黒澤をかばい、看板の下敷きになる。幸い、無傷だったが、黒澤は号泣し「妻がいるから、ちゃんとするまで待って欲しい」と訴え、帰宅後、30年連れ添った妻蝶子(大塚寧々)に「離婚して欲しい…すまない」と切り出す。

 一方、春田は帰宅してシャワーを浴びている最中に、牧から突然「好きだ…春田さんが巨乳好きなのは知っています…でも、巨根じゃダメですか?」と言われ、キスされる。

 第2話「けんかをやめて」(4月28日放送)

 春田は突然、シャワー中に牧からキスされてぼうぜんとするが翌朝、牧は何事もなかったような顔で朝食を作り、サラッと出社する。「え? 昨日のはなかったことになってんの!?」と春田の混乱は加速する。一方、黒澤の妻蝶子は、離婚を切り出した夫が寝言で「ハルタン」と言ったのを「ハルカ」と聞き間違え、不倫を疑い始める。

 天空不動産・東京第二営業所には、小説家になった春田の後輩・棚橋一紀(渋谷謙人)と陽菜(吉谷彩子)夫婦が来店。春田は張り切って2人の新居探しを担当するが、物件を下見するたび夫婦の意見が衝突し結婚そのものへ疑問を口にする始末。春田は、ひたすら夫婦の板挟みとなり、物件探しは難航してしまう。

 春田は黒澤から手作りの弁当をごちそうされ、励まされて喜ぶが、その中、牧が現れ「春田さんから手を引いて下さい!! 部長に春田さんは守れません!! 俺は春田さんが好きです。例え部長が相手でも、絶対に渡しません!! 俺たち今、一緒に住んでますから」と宣言。黒澤も「今の春田、作ったのは俺なんだよ!!」などと言い返し、2人はつかみ合いのケンカを初めてしまう。春田は止めに入り、はじき飛ばされながら「俺のためにケンカするのはやめて下さ~い!!」と絶叫し、仲裁する。

 その後、春田は、牧に「冗談もいいかげんにしろよ」と黒澤との言い合いを責めたが、牧は「俺は春田さんが本気で好きなんですよ!! 相手が部長だとか何だとか、そんなの関係ないじゃないですか!!」と言い返し、出て行ってしまう。春田は後を追い「俺にはお前が必要なんだよ!! 一緒にいて楽しいしさ…ダメなところあったら直すからさ、友達として今まで通り、普通に暮らせないのかな?」と家に戻るよう説得する。牧はおでこにキスして「普通には戻れないです」と吐露する。

 その中、天空不動産・東京第二営業所の春田のもとを、蝶子が訪れる。

 次回は第3、4話を紹介する。