ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(66)が現地時間の5日朝、マンハッタンの裁判所で行われた審理に出席。性的暴行および性犯罪容疑に関し、無罪を主張したことがわかった。

 米情報サイトTMZの報道によると、笑顔で裁判所に入って行ったワインスタイン氏だが、審理中は終始、深刻な面持ちで正面を見据えていたという。同氏は100万ドル(約1億1千万円)の保釈金を支払い、保釈された。

 マンハッタン地検は先週、大陪審が第1級および第3級の性的暴行罪、および第1級の性的犯罪容疑でワインスタイン氏を起訴したと発表。ワインスタイン氏側は、レイプ告発した女性とは、性的暴行があったとされる時期の前も後も、10年間におよぶ同意的な関係があったとして反論している。

 同氏は先月25日、2人の女性たちにレイプを告発された後、ニューヨークの警察に出頭。それ以前にも、グウィネス・パルトローやアンジェリーナ・ジョリーら一流女優を始め、50人以上の女性たちから告発を受けていた。(ニューヨーク=鹿目直子)