山田孝之(34)長沢まさみ(31)が11日、都内で、ハワイを舞台にしたラブストーリー「50回目のファーストキス」(福田雄一監督)の公開御礼舞台あいさつに登壇した。

 公開から1週間がたち、この日が最後の舞台あいさつとなった。山田は「舞台あいさつも今日で14回目で、やっとドラマの方に集中できます(笑い)」と、7月スタートのテレビ朝日系主演ドラマ「dele(ディーリー)」(金曜午後11時15分)をしっかり宣伝。「梅雨時期にハワイの晴天で、気持ちが良いじゃないですか。たくさん宣伝してください。カンヌのやつがえらいことになってるんで。お願いします!」と、カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞し話題沸騰中の「万引き家族」(是枝裕和監督)に負けないようアピールした。

 15年に是枝監督の「海街diary」でカンヌ映画祭に参加した長沢も、「少しでも、あの、カンヌのやつに追い付きたいです。大好きな監督なんですけど、この映画も大好きなので…」と続けた。

 劇中で山田演じる大輔は、長沢演じる瑠衣にストイックにアプローチをする。なかなか意中の相手に思いを伝えられない人たちの街頭インタビューが流れると、山田は「手のひらで転がして楽しんでみれば良いんだと思います」と考察。「隙を見せて、行けるかも? と思わせないといけないと思います」と、女性たちにアドバイスを送った。長沢も「受け身になってあげる、話しやすいようにしてあげる、というのが1つの方法かなと思います」と持論を述べた。

 山田は最後に、「皆さんこの後は早く帰ってください。今日は長沢さんの『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系、月曜午後9時)が最終回です。なにとぞ、よろしくお願いします」と、長沢の主演ドラマをPRする優しさも見せた。