デビュー15周年を迎える女性演歌シンガー・ソングライターの大沢桃子が12日、日刊スポーツ(大阪市北区)に来社した。

 5月23日発売の最新曲「椿の咲く港」はペンネーム「仲村つばき」として自身で作詞作曲。「キラキラした海の明るさや、希望を感じてもらいたい。温かい気持ちになってもらえたら」と思いを明かした。

 曲名、ペンネームにもなっている「つばき」は故郷である岩手県大船渡市の花でもある。「初心に帰る思いもあります。自分にとって節目の年に故郷の復興の意味も込めて」と特別な思いを込めた楽曲となっている。地元大船渡市の港や、商店街でMVを撮影。発売に先立ち、同地のカラオケボックスで新曲を発表した際には「私は歌でアプローチすることしかできませんが…。『地元を歌ってくれてありがとう』と言ってもらえました」。地元での声援も自信につながった。

 15周年を迎え、踊りの師匠である浅香光代氏からは記念に帯をプレゼントされたという。浅香氏が手描きした「夢」の1字が入っており、早速舞台でも着用。「いつも、歌に仕事に感謝だよ、と。夢をもって頑張りなさいと背中を押してもらえるようです」と師匠に感謝していた。

 現在は関西地区での新曲キャンペーン中。6月13日にはイズミヤ今福店ほか、同15日には東岸和田トークタウンほかでキャンペーンを展開する。