実業家としても活躍する米女優ジェシカ・アルバ(37)が、過去にセクハラ被害を受けていたことを米CNNテレビの取材で明かした。

 アルバは多くの女優らに長年に渡ってセクハラ行為をしていたことが発覚した大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏からは一度もセクハラ行為を受けたことはないとしながらも、これまでの女優人生の中でセクハラは日常茶飯事だったと告白。「容認すべきじゃなかったのでしょうが、この業界で成長している若い女優なら、そういう扱いを受けるものなんだと思って受け入れていた。だって、12歳でこの仕事を始めたのだから、それがどんなことか想像してみて」とアルバ。

 「男女格差のバランスが取れていない時期が長すぎた。やっとその時が来た。当時は誰も私に対処方法を教えてくれなかったし、抵抗する機会も与えてもらえなかったから、その機会を求めて自ら闘わないといけなかった。助けてくれる人がいたらどんなに良かったかと思う」と語り、セクハラ被害を告白する#MeToo運動などが広まることで多くの女性たちが「NO」と言える時代になったことを心強く思っているようだ。

 また、10歳と6歳、生後半年の3児の母でもあるアルバは、自らの体験を子供たちに伝えることで自らの身を守る術を子供たちに学んで欲しいと語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)