欅坂46の後輩グループ、けやき坂46(読み:ひらがなけやき)が10日、千葉・幕張メッセで、デビュー記念ツアーの千秋楽公演を開催した。

 冒頭、頭にティアラをした佐々木美玲(18)「幕張ファイナル、行っくよ~!」と叫ぶと、ファン7000人から大歓声を浴びた。加藤史帆(20)は「私たちの大切なデビューアルバムのツアーをいろんな会場させていただいたんですけど、今日で本当に本当に本当に本当に最後ということで、日本で一番ハッピーな時間を過ごしましょう!」とアピール。キャプテン佐々木久美(22)から「体でハッピーを表現して!」とムチャ振りされると、「ハッピー!」と叫びながらジャンプして、「恥ずかしい」と照れ笑いした。

 高本彩花(19)は「このツアー、今日が本当に本当に最後だし、今体に残っている力を、明日動けないくらい出し切りたいと思います! 皆さんも、明日動けなくなるくらい盛り上がっていきましょう!」と呼びかけた。キャプテン佐々木久美は「皆さん、くたくたになる準備、できてますか? もっと声出してください~!」と絶叫。大歓声を浴びた。

 先月発売したデビューアルバム「走り出す瞬間」収録曲の「ひらがなで恋したい」「期待していない自分」などを披露。佐々木美玲が、この日のライブ冒頭でティアラを付けていたのは、実は本来取り外すタイミングでとれなかったためだと明かすなど、メンバーたちがツアー中のハプニングを次々と告白し、笑いを誘う一幕もあった。

 アンコールは、「ひらがなけやき坂! フォーティーしっクス!」の大コール。アンコール開け、佐々木久美は「ひらがなけやきバージョンのアンコールが聞こえてきて、うれしかったです!」と喜んだ。ツアー全体の感想を求められ、佐々木美玲は「すごいやっぱり短く感じました。20人全員で終わらせることができたのは、すごくうれしいことだな、って思って。全員でまた来年ここに帰ってきたいです」と話した。

 同じくツアーの感想を聞かれた2期生の小坂菜緒(15)は、「2期生は初めてツアーに参加させていただいて、1つ1つの出来事がすごく新鮮に感じられて、自分たちの成長にもつなげられたツアーになったと思っています。とてもいい経験をさせていただきました」と振り返った。「そして、身近に皆さんの声援を聞けることが、一番幸せだな、って思いました。ありがとうごいざいました!」と笑顔で感謝し、大歓声を浴びた。

 ラストは、佐々木久美がスピーチ。「ひらがなけやきは、何度も言っているんですけど、ライブが大好きです。私たちのライブは、私たちやスタッフさんだけじゃなくて、ここにいる皆さんが、応援してくれたり、ペンライトを振ってくださったりして完成すると思っています」と伝え、「ここが常に帰ってくる場所だなって思っているので、これからずっと永遠に、メンバーと一緒に、ハッピーな空間を作り続けられたらいいなと思います。皆さんこれからも、一緒に、このすてきな空間を作ってくれますか?」と呼びかけると、大歓声を浴びた。

 さらに、「これからも、ひらがなけやきは、初心を忘れず、『謙虚、優しさ、絆』のひらがなけやきで、頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!」とあいさつ。メンバーたちも続き、大きな拍手を浴びた。ダブルアンコールを終えると、メンバー全員で円陣を組んだ。その後二手に分かれて、会場の2階スタンドの出口まで走り退場した。5都市10公演、合計4万5000人を動員したツアーを締めくくった。