篠原涼子(44)主演の舞台「アンナ・クリスティ」(13~29日)の公開稽古が12日、東京・よみうり大手町ホールで行われた。

 過去に幼いころに虐待を受けて職業を転々とするアンナ役に挑む篠原は「ト書きに20歳と書いているけれど、苦労を重ねた女性なので、演出家(栗山民也氏)にも言われて、特に若く作りません」。夫市村正親(69)と出会った01年「ハムレット」、05年「天保12年のシェイクスピア」以来の3度目の舞台で初めての主演。オファーにも「舞台はやりたかった。勉強にもなると思った」と即答したという。アンナと出会ってすぐに恋に落ちる汽船の火夫役の佐藤隆太(38)は「とても柔らかな先輩で、後輩がやりやすいようにしてくれます」と感謝していた。