女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の18日に放送された第93話の平均視聴率が21・6%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話と鈴愛が秋風塾を辞め新展開となった82話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、映画プロデューサーの斑目が、涼次(間宮祥太朗)の元を訪問した。祥平(斎藤工)の次回作の映画が、スポンサーが降りたことで製作できないと言ってきた。涼次は何とかしようと思い悩む。

 一方、新居への引っ越しを控えていた鈴愛(永野芽郁)に、涼次が告げる。決まっていたところよりも、いい物件を見つけたと。鈴愛は、物件も見ずに涼次に賛同する。引っ越しを前にして、鈴愛は母晴(松雪泰子)に、涼次は祥平に、それぞれ思いを語る。

 そして、引っ越しの日。そこは、大きな家の隣に建つ、トタン屋根の家だった。粗末なその家は、100円ショップ大納言のオーナー、三姉妹の家の離れだった。鈴愛と涼次は、大家の藤村光江(キムラ緑子)にあいさつする。