元AKB48の女優渡辺麻友(24)が主演のフジテレビ系、オトナの土ドラ「いつかこの雨がやむ日まで」(土曜午後11時40分)の11日放送の第2話の視聴率が2・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。前週の2・9%より0・4ポイント、ダウンした。

 渡辺が演じる主人公・北園ひかりは15年前、11歳の時に兄の国彦(桐山漣)が殺人犯になったことから人生が一変した。故郷を去り、現在はキャバクラに勤めながら、ミュージカル女優になることを夢見ている。国彦の出所が決まり、ひかりは別れを告げるために刑務所の外で待ち受ける。そこで国彦は「俺は殺していない」と衝撃の告白をする。そしてまた、新たな事件が起こるラブサスペンス。

 11日放送の第2話では、ひかり(渡辺)の兄・国彦(桐山)が劇団ウミヘビの女優・舞子(紺野まひる)に接触した直後、舞子は謎の死を遂げた。地元の警察が事故として調べを進める中、15年前の事件を担当した刑事・剛田(木村祐一)だけは別の見方をしていた。ひかりのもとにやってきた剛田はひかりに「また劇団で人が殺された」と意味深に語りかける。剛田はさらに言う。果たして15年前の事件は、本当に国彦が犯人だったのか、と…。

 一方、15年ぶりに再会したひかりの変貌が頭から離れない和也(堀井新太)は、劇団の一件を知りひかりのことを心配する。そんな中、沙耶(筧美和子)とのデートの最中に偶然キャバ嬢として働くひかりと遭遇する。思わず声をかけてしまう和也だったが、ひかりは営業用の笑顔で軽くあしらい逃げるように店に戻っていく。そんな和也の前に国彦が現れて、「あの日、何か見なかったか?」と問いかけた。

 舞子の死は劇団員たちの間に動揺を広げたが、演出家の天竺(吹越満)は「ロミオとジュリエット」の続行を決めた。新しいジュリエットは、ひかりだった。

 だが、ひかりを苦難が襲う。中学生時代の同級生だった男がキャバクラの客で来店した。ひかりに気付き、なれなれしく話しかけてくる同級生の男。「お前、あだ名、ヨウギシャだったよな」。へらへらと笑いながら、ひかりを押し倒そうとする男。抗うひかりの目の先に割れて鋭くとがったビール瓶の破片が転がっていた。