演歌歌手森山愛子(33)が24日、東京・港区の草月ホールで、デビュー15周年記念コンサートを行った。

04年に「おんな節」でデビューをした2年後のファーストコンサートや、13年に10周年コンサートを行った思い出の地。約500人のファンに、デビュー曲や最新曲「会津追分」など22曲を披露した。

オープニングでは同じ事務所の先輩・坂本冬美からプレゼントされた赤いドレスを着て登場。「いつも気に掛けてもらっている。心強いです」と感謝した。

また、目玉企画として、都立白鴎高・中の三味線部の生徒12人と一緒に「会津追分」をコラボレーション。「15周年を若い人の力を借りて盛り上げようと考えました。素晴らしい三味線で、学生たちはピュアでかわいらしい。自分も高校生に戻りたい」と笑顔で話した。

公演前には取材に応じた。

15周年を振り返ると、ヒット曲に恵まれない時期に「歌手を辞めようと思ったこともある」と明かした。だが、歌が好きだという原点に立ち返って「今はまったくぶれていません」。今日をスタートラインにして「20周年、30周年とずっと歌っていきたい」と生涯歌手を宣言した。

「会津追分」は昨年9月の発売から、6万枚を突破するロングセールス中。関連映像を含めるとYouTubeの映像再生数が180万を超えるなど、最大のヒット曲に成長している。

夢のNHK紅白歌合戦の初出場に向けて、「今は1日1日をしっかりと過ごしていくこと。1つ1つを大切に積み重ねていくことが大事だと思っています」。努力の積み重ねの先に、あこがれの舞台を夢見ている。