女優栗山千明(33)がBSテレ東連続ドラマ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」(10月6日スタート、土曜午後9時)に主演し、“泣く子も黙るえんまさま”と呼ばれる敏腕女性刑事を演じることが5日、分かった。

原作は佐藤青南氏の同名シリーズ小説。栗山は心理学を武器に犯人を100%自白に追い込む刑事、楯岡絵麻を演じる。うそをつく瞬間の0・2秒間だけ体に現れる反応“マイクロジェスチャー”を細かに読み取り、真実を見極めていく。

自身を「信じやすい人間」と話す栗山が、占い師や女優、弁護士らくせ者を相手にうそを見抜き、取調室で1対1の心理戦を繰り広げる。演じる絵麻については「言動が読めない不思議ちゃん。共通点は今のところ見つかりません」と笑うが、「視聴者の皆さんが翻弄(ほんろう)されてしまうような絵麻を演じることができれば」と力を込める。

物語は視聴者に犯人が明かされた状態で進行。“マイクロジェスチャー”をわかりやすく視覚的に表現し、劇中では栗山が画面越しに語りかけるなど演出にもこだわる。巻き髪に派手な服装という刑事らしからぬビジュアルも注目を集めそうだ。栗山は「突拍子もない言動からひもといていく姿が痛快です! 事件ものではありますが、クスッと笑えるようなやりとりもあります」と話している。